9月中旬、滋賀・琵琶湖(びわこ)のほとりで、コサギ Egretta garzetta を観察しました。
湖岸から、沖へは20m以上、岸に沿っては帯状に100mほども、水面から水草が見えています。
水草は、沈水植物、すなわち、水中に生える種のようです。
オオカナダモがほとんどだと思いますが、それ以外の種もあるかもしれません。
水中の状態はよく分かりませんので、ここに生えているのか、流れ着いたのかはよく分かりません。
いずれにしましても、島状に、相当な量の水草が塊(かたまり)になっています。
そこへコサギが飛来して採餌していました。
コサギの体重は1kgに満たないにしましても、上にのれるほど、水草は密になっています。
それでも魚が入り込むほどのすき間があるようです。
コサギはそのすき間をのぞきながら、水草の上を歩いてゆきます。
そのうちすき間に一瞬、嘴(くちばし)を突き出して魚を捕まえます。
水草のかたまりは、魚の隠れ場所になっているのでしょうか。
捕まえた魚のうちの一種がブラックバス(オオクチバス)です。
オオクチバスは10cmほどで、コサギの口に丁度いい大きさでした。
何度かくわえ直して、丸のみにしました。
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コサギがブラックバス(オオクチバス)を食べる |
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コサギがブラックバス(オオクチバス)を食べる - 拡大 |
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ブラックバスはサンフィッシュ科オオクチバス属の魚の総称で、北アメリカ原産です。 日本ではオオクチバスが明治時代に移入され定着していますが、近年、コクチバス、フロリダバスなどのブラックバスの生息も確認されているようです。 魚やエビ、カエルなどを食べる肉食の魚で、日本の在来種を捕食することで話題にのぼっています。
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ブラックバス(オオクチバス) |
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琵琶湖の湖岸の一部には、外来魚駆除BOXという箱が設置されています。 文字通り、外来魚を駆除する目的で置かれています。 釣り上げたブラックバスやブルーギルなどの外来魚を回収する箱です。
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外来魚駆除BOX |
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2014.09.22