11月上旬、京都・洛西(らくさい) 桂川(かつらがわ)でカイツブリ Tachybaptus ruficollis を観察しました。
カイツブリが浅く淀んだ流れで潜水を繰り返して採餌していました。
潜水中のカイツブリの体は水底に対して水平ではなく斜めです。
尾部を少し上げ、首のつけ根付近の胸を水底に近づけて泳ぎます。
この時、足は体側か、それより少しだけ高い位置にあります。
足を横にのばし、足のつけ根よりも前まで引いたあと、尾の先で足がそろうように扇状に動かして水をかくことを繰り返します。
こうして泳ぎながら、首を自在に動かし、石の下などをのぞき込んでいました。
そのうち、水底や石の下から飛び出す魚などを見つけ追いかけます。
あまり追いかけ回すことはしませんでした。
観察中、数回、小魚の捕獲に成功しましたが、いずれも、えさを探しながら泳いでいる途中、とっさにくわえとりました。
捕獲後は、浮上して、魚を何度かくわえ直したあと、丸呑み(まるのみ)にしました。
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カイツブリが潜水して餌(えさ)を探す |
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2011.12.05