サギ類が採餌に飛来 - 田植えと鳥類相の変化 1

　京都・洛西(らくさい)の田んぼでは、5月下旬から6月上旬にかけて田植えが行なわれます。 秋から冬、そして春と、からからに乾燥していた田んぼに水が引かれると、一転して広い湿地が出現します。 この大きな環境の変化にともない、鳥類相も大きく変化します。

　6種のサギ類

　田植え前には数羽しか見られなかったサギ類ですが、田植えとともに多数が飛来します。 時に数十羽にのぼることもしばしばです。その多くはアマサギ、チュウサギ、コサギですが、ダイサギ、アオサギも飛来します。 夜にはゴイサギもやって来ます。 田植えに伴い、カエル類が一斉に活動をはじめますが、サギ類はこのカエルをはじめ、ミミズなどのえさをめあてに訪れています。

夕暮れ、えさを食べるチュウサギ

イネの際で鳴くダルマガエル

< 関連ページ >
ヒバリが田んぼから渡去 - 田植えと鳥類相の変化 4
カモ類 - カルガモ、マガモが採餌に飛来 - 田植えと鳥類相の変化 3
タマシギが繁殖に飛来 - 田植えと鳥類相の変化 2
調べる "サギ類"　※ サギ類のその他の topic はこちらへ

10.10.22 N / 07.06.16 N

---