チュウサギの蹼(みずかき)

 サギ類の趾(足指、あしゆび)は、前趾(ぜんし)3本、後趾(こうし)1本です。 後趾を第1趾と呼び、右足の場合、上から見て時計回りに、第2趾、第3趾、第4趾と呼びます。 一番外側の趾が第4趾です。

 蹼(みずかき)ですが、サギ類は半蹼足(はんぼくそく)と呼ばれる形態をしており、一般的に趾の基部に小さな蹼があります。 写真はチュウサギ Ardea intermedia の両足を正面から見たところです。 第3趾と第4趾との間に小さな蹼があります。 後肢(第1趾)は隠れています。

チュウサギの蹼(みずかき)(両足を正面から)
チュウサギの蹼(みずかき)(両足を正面から)

 チュウサギは田んぼや草地化した休耕田などで採餌しています。 ダイサギやコサギなどと比べて川などではほとんど見かけません。 それを念頭にそれらのサギ類の蹼と改めて比較しますと、趾に対する蹼の割合がやや小さいように見えますが、団栗(どんぐり)の背比べのようです。 関連ページもご覧下さい。

チュウサギ
チュウサギ チュウサギの餌(えさ) - スッポン(カメの一種)を食べる


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2015.08.31