8月下旬、京都・洛西(らくさい)の田んぼでチュウサギ Ardea intermedia を観察しました。
チュウサギ1羽が湛水休耕田で採餌していました。
ウキアゼナという草の茂った水面をのぞき込みながら少しずつ歩いてえさを探します。
そのうち水面付近をつついてえさをついばみます。
えさは小さなものばかりのようで、何を食べているかはなかなか分かりません。
分かったもののうちのひとつがカメの一種、スッポンの子亀(こがめ)です。
子亀をくわえて水中から引き上げたあと、頭や胴を何度もくわえ直し、そのうち丸呑み(まるのみ)にしました。
写真からは一見、カメのようでも何というカメか分かりづらいですが、スッポンの子亀の腹面には独特の模様があり、それと分かります。
洛西では桂川の支流で時々スッポンを見かけます。
流れの緩やかな浅いところで水底を移動していたり、石などの上で日光浴をしていたりします。
水田の水は川から引かれていますので、そこから用水路を経て水田にやって来たのかもしれません。
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チュウサギがスッポンの子亀(こがめ)の頭をくわえる |
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2011.08.29