この夏、京都・洛西(らくさい)の田んぼでタシギ Gallinago gallinago を観察しました。
6月上旬にタシギ1羽を見つけました。 その後、7月下旬まで、ほぼ二か月、田んぼの同じ区画で1羽だけが観察されました。 見つけてもすぐに伏せたり草陰に隠れたりしますので、観察される個体が同じかどうかはなかなか分かりづらかったです。 それでも、この間、田んぼの同じ区画にいたことや、夏に飛来する個体が非常にまれであるにもかかわらず継続的に観察されたことなどから、同じ個体がそこにいた、すなわち越夏していたものと考えてよさそうです。
越夏したタシギ(7月下旬) |
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例年、洛西では、3、4月頃の春の渡りの時期を過ぎますと、次は概ね8月中・下旬からタシギは観察されます。 年によってはこの間に観察されたことがありますが非常にまれです。 9月上旬から中旬にかけては多数が飛来・飛去し、その後、冬は時々観察されます。
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2013.10.14