タシギが飛来 - シギ・チドリ類の秋の渡りの走りか

 7月上旬、京都・洛西(らくさい)の水田で早くも、タシギ Gallinago gallinago を観察しました。 草のまばらに生えた湛水休耕田で2羽が休んでいました。 例年、洛西では、タシギは8月下旬から9月上旬に飛来しはじめますので、それよりも2か月ほども早いことになります。
 ずいぶん早い飛来ですので、繁殖地であるシベリア方面からの移動個体ではなく、繁殖地まで到達せず国内を転々としていた個体であることも考えられますが、知る由はありません。 いずれにしましても、この時期に飛来しましたので、南下途中である可能性は十分に考えられます。
 洛西の水田には、例年、7月中旬頃になると、シギ・チドリ類の秋の渡りの走りとして、コチドリの小さな一団がやって来ます。 7月にはオオジシギと思われるジシギ類やクサシギなどが飛来したこともありますがまれです。


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2011.07.18