モズ Lanius bucephalus の嘴(くちばし)は、上嘴(じょうし 上側の嘴)が下嘴(かし 下側の嘴)よりも長く、上嘴の先端は下に曲がっています。
上嘴の先端の少し内側に突出がありますが、この突出のことを嘴縁突起(しえんとっき)と呼びます。
嘴縁突起のわずかに内側で下嘴の先端が合わさっています。
嘴縁突起は、モズ類のほか、ハヤブサ類などにも見られる特徴です。
虫やカエルなどの動物を主食とするモズが、動物の肉を引きちぎる時にこの突起が役立つとされます。
そうとしますと、同じく動物食のタカ類にもありそうですが、ありません。
もっともらしい理由で納得してしまいがちですが、本当にそうなのかの裏付けは容易ではないのでしょう。
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モズの嘴縁突起(しえんとっき) |
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2025.02.03