ムクドリの餌(えさ) - カブトエビを集める

 6月上旬、京都・洛西(らくさい)の田んぼで、ムクドリ Sturnus cineraceus を観察しました。

 田植え後、間もない田んぼで

 田植えが終わって間もない田んぼにムクドリが飛来していました。 イネの株の間を歩いて、カブトエビを次々とくわえ取っていました。 巣にいるひなか、巣立った幼鳥へ持ち帰るのでしょう。

ムクドリが田植え後の田んぼでカブトエビをくわえ取る採餌する
ムクドリが田植え後の田んぼでカブトエビをくわえ取る

ムクドリが田植え後の田んぼでカブトエビをくわえ取る - 拡大
ムクドリが田植え後の田んぼでカブトエビをくわえ取る - 拡大

 カブトエビは、分類学では、節足動物門(せっそくどうぶつ もん)、甲殻亜門(こうかく あもん)、 鰓脚綱(さいきゃく こう)に分類されています。 すなわち、甲殻類の一種で、ミジンコに近い種とされます。 鰓脚の「鰓」とは「えら」のことで、脚にえら、すなわち呼吸器があります。
 田植え後、ほどなく発生し、そのうち見られなくなりますが、その間に産卵しています。 卵は一旦、乾燥にさらされ、再び水に浸ることにより、その一部がふ化するそうです。


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2024.06.20