イソヒヨドリの餌(えさ) - ヤモリを食べる

 5月上旬、京都・洛西(らくさい)の平地で、イソヒヨドリ Monticola solitarius を観察しました。

 日の出前

 住宅地の道の脇で、ヤモリをくわえたイソヒヨドリがいました。 ヤモリの頭部をくわえては、何度も道にたたきつけていました。 そのうち、ヤモリをくわえて飛び去りました。 巣にいるひなか、巣立った幼鳥のもとへ運ぶのでしょう。

イソヒヨドリがヤモリをくわえる
イソヒヨドリがヤモリをくわえる


 ヤモリは爬虫類(はちゅうるい)で、トカゲの仲間です。 夜行性で、日中は住宅などのすき間にひそんでいます。 夜間、主に虫などの小動物を食べにそこから出てきます。
 ヤモリをくわえたイソヒヨドリを見つけたのは、夜明け前後の頃でしたので、ヤモリはすき間にかくれる前につかまってしまったのでしょう。 イソヒヨドリも、まだ夜が明けきらない頃には、ヤモリが捕まえられることを知っており、それをもっぱら探しているのかもしれません。


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2024.06.05