今年も、京都・洛西(らくさい)の、「は地区」で、チョウゲンボウ Falco tinnunculus を観察しました。
今季、「は地区」では、営巣のはじまる、2月から3月頃は、巣から数100mまでのところで、つがいが止まったりしていたものの、あまり巣へは近づきませんでした。
4月以降、ここやその周辺でも観察されなくなり、今季、ここでは営巣しませんでした。
昨秋、営巣場所のとなりでいくつも建物が建設され、営巣環境が大きく変わってしまいました。
それが大きく影響したようです。
人為的に作られた環境で営巣しているものの、人為的な環境の改変でいなくなるとはまことに皮肉なことです。
※ これまでの繁殖状況につきましては、下記の関連ページをご覧ください。
※ 各地区の経緯は次の通りです。
< 各地区の経緯 >
@い地区:2006年から営巣・巣立ちを観察。2019年は巣立たずも、2022年まで16季で巣立ち。
@ろ地区:2014年から営巣・巣立ちを観察。5季連続巣立ち。翌2019年、営巣場所の解体以降、不明。
@は地区:2019年から営巣・巣立ちを観察。
@に地区:2020年から営巣・巣立ちを観察。
< 関連ページ >
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2023.12.22