キバシリの幼鳥が親鳥から餌(えさ)を受け取る

 5月上旬、京都・洛西(らくさい)の山地の林で、キバシリ Certhia familiaris を観察しました。

 待つか、伴走するか、あるいは

 ここ洛西では、毎年、5月上旬には、キバシリの親子が見られます。 よって巣立ちの時期はこれ以前ということになります。 幼鳥は「リーリーリーリー・・・」と弱々しい声でしきりに鳴いていますので、それにより見つかることがしばしばです。
 親鳥は幹や枝を伝ってのぼり、さかんにえさを探し、くわえ集めています。 幼鳥は、幹や枝でじっとしているか、親鳥に伴走しています。 えさを集めた親鳥は飛び立って、幼鳥のそばに止まり、幼鳥はえさをくわえ取ります。 幼鳥が伴走している場合は、親鳥がえさをくわえ取るやいなや、幼鳥はえさを受け取ります。 親鳥がえさをくわえ取るまでの間、幼鳥がみずからえさを探していることもあります。

キバシリの親鳥がえさをくわえ集める
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2023.05.08