3月中旬、京都・洛西(らくさい)の桂川(かつらがわ)で、ヒレンジャク Bombycilla japonica を観察しました。
川沿いの木にヒレンジャク30羽ほどが止まっていました。
数羽から10羽ほどが川の方へ飛び出し、数十mから100m以上はなれた川の上空を飛び回ったあと、元の岸か対岸の木に止まることを繰り返していました。
川の上空を舞っている虫を空中でくわえ取る、いわゆる空中採餌 flycatching をしているものと思われました。
写真により、空中で何かをくわえとろうとしていることが分かりました。
水生昆虫は、水中で幼虫期を過ごし、羽化して成虫になると空中へ飛び出します。
早春は、種によっては多数が羽化する時期ですので、それらをくわえとっていたものと思われます。
写真の虫の影は、ヒレンジャクとの大きさの比から、水生昆虫でも大型の、トビケラなどの一種ではないかと思われます。
小型で写真には写りづらいユスリカの一種は無数に舞っていますので、それらも食べているかもしれません。
ヒレンジャクが空中採餌 flycatching を繰り返す |
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ヒレンジャクが空中採餌 flycatching を繰り返す 2 |
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2023.03.27