11月上旬、京都・洛西(らくさい)の平地で、カワラヒワ Carduelis sinica とハイタカ Accipiter nisus を観察しました。
田んぼの50mほど上空をハイタカ1羽が横切って来ました。 そこへ50羽ほどのカワラヒワの一団が上昇して、ハイタカを取り囲みました。 ハイタカはつばさを広げて旋回して上昇しはじめます。 それに伴ってカワラヒワも少しずつ上昇します。 ハイタカが上昇するにつれてカワラヒワが数羽ずつはなれてゆき、100mほど上昇したところで、ハイタカ1羽になりました。 ハイタカはなおも上昇したあと、滑空をはじめ、遠方へと飛び去りました。 降下したカワラヒワもどこかへ飛び去りました。
カワラヒワの一団がハイタカ(中央やや下)を取り囲む |
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ハイタカは、小鳥を主に食べます。 ハイタカとカワラヒワとは、食べる、食べられるの関係にあります。 ともすれば、おそってくるかもしれないハイタカに、カワラヒワの一団は、警戒して追い払いに向かったのでしょう。
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2021.12.13