2月上旬、京都・洛西(らくさい)の平地の林で、メジロ Zosterops japonicus を観察しました。
林床から落葉のすれるカサカサという音が聞こえてきました。
落葉の下を嘴(くちばし)でえさを探しているシロハラでもいるものと、その方を見てみますと、メジロが3羽いました。
メジロは落葉をくちばしで退けながらえさを探します。
時折、低い枝に飛び上がりますが、すぐに地面に下ります。
そこでくわえ取っていたものが、ハゼノキの実です。
そこはハゼノキの下で、すでに枝には実がなく、食べられたものも多いかと思いますが、まとまった数の実が落ちているのでしょう。
ハゼノキの実はメジロの口にしては大き過ぎそうですが、メジロはそのままのみ込んでいました。
普段、枝の上でしか見ないメジロですが、私たちのあまり見通せない地面にも少なからず下りてえさを食べているのでしょう。
メジロが地面に下りてえさを探す |
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メジロが地面でハゼノキの実をくわえ取る |
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ハゼノキはウルシ科の落葉広葉樹です。 実から蝋(ろう)を採るため、古くから植栽されて来たようです。 洛西では、平地の林の林縁部などにぽつぽつ生えています。
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2021.02.22