3月上旬、京都・洛西(らくさい)の小さな川で、カルガモ Anas poecilorhyncha を観察しました。
春の足音が近づくにつれ、2羽で行動するカルガモをよく見かけるようになります。
この時期、このような2羽はすでにつがいとなった雌雄(しゆう)、つまり、めすとおすであることが多いです。
カルガモの成鳥のめすとおすは一見よく似ています。
その違いを見分けるには、カルガモの尾に近い部分、上尾筒(じょうびとう)・下尾筒(かびとう)に着目します。
この部分がめすは茶色、おすは黒色です。
写真をご覧下さい。
1羽ずつでは、めすとおすは分かりづらいですが、つがいとなった2羽が並んでいますと、その違いが分かりやすくなります。
お近くで、2羽で行動するカルガモを見かけられた時は、ぜひここに着目して、めすとおすを見比べて下さい。
なお、幼鳥はこの部分が茶色です。
夏以降は当年生まれのひなが親と同じ大きさにまで成長しますので、この部分だけで、めす・おすの区別はできなくなります。
カルガモのめす(左)(上尾筒・下尾筒が茶色)と、おす(黒色) |
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カルガモのめす - 上尾筒・下尾筒が茶色 |
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カルガモのおす - 上尾筒・下尾筒が黒色 |
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2018.05.07