11月下旬、京都・洛西(らくさい)の小さな川で、ダイサギ Egretta garzetta を観察しました。
水中の魚を捕らえるにしては、流れからやや離れた岸をダイサギが歩いていました。 歩きながら、淀んだ川の方へ首をのばして水中をのぞき込みます。 そのうち、嘴(くちばし)を首が半分ほど浸かるほどまで、一瞬、水中に差し込みました。 それと同時に両足も前進して水に浸かりました。
ダイサギが水際を歩きながら水中をのぞき込む |
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そうして魚をくわえ上げました。 ダイサギは魚をくわえたまま、水から上がり、陸上で魚をそのままのみ込みました。 捕らえた時、魚の頭部ではなく、尾の付近をくわえており、頭からのみ込みづらく、水面上では魚を落としてしまうおそれがあったせいかもしれません。
ダイサギがフナの一種をくわえる |
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ダイサギがフナの一種をくわえる - 拡大 |
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写真からくわていた魚はフナの一種と分かりました。 日本産のフナは6種前後が知られていますが、分類が難しいようで、専門家の間には異なる見解があるようです。 洛西では、ギンブナ、ゲンゴロウブナ、オオキンブナが生息しているそうです。 写真のフナは体高が低いですので、ゲンゴロウブナではないと思われます。
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2018.02.19