キクイタダキの餌(えさ) - 枝先でアブラムシ(アリマキ)を食べる

 12月上旬、京都・洛西(らくさい)の平地の林で、キクイタダキ Regulus regulus を観察しました。

 エナガをしのぐせわしさ

 キクイタダキ2羽が、エナガ約20羽、シジュウカラ、コゲラがそれぞれ数羽の一団にまじって行動していました。 キクイタダキは枝葉の間をせわしく移動しながら、何かをくわえ取ります。 エナガも同じように行動していましたが、キクイタダキはそれをしのぐせわしさです。 ほとんど止まりません。
 キクイタダキの動きが速く、しかもくわえ取っているものが微小なもののようで、食べているものはなかなか分かりません。 分かったもののうちのひとつがアブラムシ(アリマキ)です。

キクイタダキがアブラムシ(アリマキ)をくわえ取る
キクイタダキがアブラムシ(アリマキ)をくわえ取る

キクイタダキがアブラムシ(アリマキ)をくわえ取る - 拡大
キクイタダキがアブラムシ(アリマキ)をくわえ取る - 拡大

 アブラムシはアリマキとも呼ばれる昆虫で、カメムシの仲間です。 日本では数百種が知られています。テントウムシの成虫や幼虫もアブラムシをえさとしています。 写真は別の場所で撮影したアブラムシの一種です。

アブラムシ(アリマキ)の一種。0マスは5mm四方です。
アブラムシ(アリマキ)の一種。1マスは5mm四方です。


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2018.01.29