尾羽を閉じる(たたむ) - チョウゲンボウ

 外側の羽の上に内側の羽が重なる

 チョウゲンボウ Falco tinnunculus をはじめ、ハヤブサの仲間の尾羽は12枚です。 分類学では、尾羽を中央の2枚から左右に分けて、数字の頭に R を付けて、 R1 から R6 まで番号が付けられています。 中央から番号が付けられているのは、多くの鳥で中央から順に外側に換羽する、すなわち羽が生え換わるからです。 R は尾羽を意味する英語 rectrix (複数形 rectrices)の頭文字です。
 写真は、チョウゲンボウの閉じている尾羽を真下から見たところです。 尾羽は、外側の羽の上に内側の羽を重ねてたたみます。 写真から、最外の R6 から中央の R1 まで順に上にたたんでいることが分かります。

チョウゲンボウの尾羽のたたまれ方。最外の R6 から中央の R1 まで順に上にたたまれています。
チョウゲンボウの閉じている尾羽。最外の R6 から中央の R1 まで順に上にたたんでいます。

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2018.01.15