対趾足(たいしそく)とは - コゲラ

 鳥の趾(足指、あしゆび)のうち、前向きになる趾を前趾(ぜんし)、後向きになる趾を後趾(こうし)と呼びます。 多くの鳥は、趾が4本で、前趾が3本、後趾が1本です。 この場合、後趾を第1趾と呼び、左足の場合、上から見て反時計回りに、第2趾、第3趾、第4趾と呼びます。 すなわち、1のみ後向きで、2、3、4が前向きです。

対趾足(たいしそく) - コゲラ
対趾足(たいしそく) - コゲラ

 趾(あしゆび)が向かい合わせ

 コゲラ Dendrocopos kizuki の趾も4本です。 写真は、ほぼ垂直の木の幹に止まるコゲラの左足です。 第4趾が後向きになった形態になっています。 一般的な、第2、3、4趾が前向き、第1趾が後向きの足とは異なります。 このような形態の足を対趾足(たいしそく)と呼びます。 止まった時に、趾が前後に対(つい)、すなわち、1と2、3と4がそれぞれ向かい合わせになっているのでこう呼ばれます。


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2017.12.04