10月上旬、京都・洛西(らくさい)の平地で、セグロセキレイ Motacilla grandis を観察しました。
川沿いの林を通る道で、頭部の白いセキレイを見つけました。 ハクセキレイの亜種、ホオジロハクセキレイのようでしたので、よく観察してみましたが、少し違います。 そのうち、「ジュジュッ」と鳴いて飛び去りました。 ハクセキレイではなく、セグロセキレイでした。 通常は黒い、頭部から背にかけてが、一部を残し、白くなっています。 嘴(くちばし)も少し白っぽくなっています。 このような状態を「部分白化(ぶぶん-はっか)」と呼びます。
セグロセキレイの部分白化個体。通常は黒い、頭部から背にかけてが白い。 |
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セグロセキレイの部分白化個体。通常は黒い、頭部から背にかけてが白い。- 拡大 |
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白化個体の種の識別には、しばしば鳴き声が決め手になります。
換羽などで見慣れない羽色になっている個体も同様です。
鳴かぬなら 鳴くまで待とう 白化個体
よく見かけるセグロセキレイ |
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2017.11.20