1月上旬、京都・洛西(らくさい)の桂川(かつらがわ)で、トモエガモ Anas formosa を観察しました。
この冬、桂川で何年かぶりにトモエガモを見つけました。
ほかのカモの一団とは少しはなれて、めす1羽とおす2羽が休んでいました。
桂川ではトモエガモをあまり見かけません。
以前は、年の瀬の頃、概ね12月から1月にかけての頃に、数羽から10羽前後の一団が時々見つかっていました。
飛来しても、長く滞在せず、1日か数日でいなくなります。
トモエガモのめす(右)とおす2羽 |
|
そもそも飛来していても、そこに行かなければ見つかりません。 ある鳥に出会えるかどうかは、その鳥の飛来と、観察の機会との合致にあります。 今回、久しぶりに見つけましたが、観察していない時に飛来していることは大いにあります。 まして長く滞在しない種だけに出会えないことの方が多いのかもしれません。 一方、ここ数年、出会えなかったことは、周辺にあまり飛来しなくなった、あるいは個体数の減少などということも考えられます。 それでも飛来がこれまでと同じ時期でしたので、トモエガモの個体群は従来と同じように冬を過ごしているのかもしれません。
< 関連ページ >
調べる "トモエガモ" ※ トモエガモのその他の topic はこちらへ
調べる - テーマ別 "少しまれな鳥" ※ その他の少しまれな鳥はこちらへ
2017.03.20