1月下旬、京都・洛西(らくさい)のため池で、ハシビロガモ Anas clypeata を観察しました。
ため池で数十羽のハシビロガモが休んでいました。
頭を後向きに背中に置いています。
嘴(くちばし)はどこに隠しているのでしょうか。
ハシビロガモが背に嘴(くちばし)を隠して休む |
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その様子が下の写真です。 嘴(くちばし)を後に回すと同時に、たたんでいる翼(つばさ)の片方だけを少し浮かせます。 そこで背中にくちばしを置き、さっとつばさを閉じます。 たたんだつばさと胴体との間にくちばしを隠していることが分かります。
ハシビロガモが、たたんだ翼(つばさ)と胴体との間に嘴(くちばし)を隠す - 1/3 |
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ハシビロガモが、たたんだ翼(つばさ)と胴体との間に嘴(くちばし)を隠す - 2/3 |
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ハシビロガモが、たたんだ翼(つばさ)と胴体との間に嘴(くちばし)を隠す - 3/3 |
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この様子を観察するには、この姿勢で休息しているカモが多数いる場所がよいでしょう。 多数が休息している場所では、安心なのでしょうか、何かを警戒するなどして、くちばしを前に戻しても、すぐにくちばしを後に回して休息しはじめます。 この動作は一瞬です。
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2017.03.06