12月上旬、京都・洛西(らくさい)の桂川(かつらがわ)で、カンムリカイツブリ Podiceps cristatus を観察しました。
ここ数年、桂川でカンムリカイツブリをよく見かけるようになりました。 この日は数kmの範囲で合計21羽を見つけました。 その中でも最大の一団がこの15羽です。 いずれもお休み中でした。 それまではぽつぽつと数羽が見つかるぐらいでしたので、15羽は大きな一団になります。
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カンムリカイツブリ15羽の一団 | |
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とみに増加しはじめたのは、2013-2014年の冬からです。 2013年は夏に台風による大水が出ました。 洛西の北部、観光名所の嵐山(あらしやま)にある渡月橋(とげつきょう)が橋桁(はしげた)まで浸かったことで広く知られています。 この時に川底の様子が変わり、カンムリカイツブリの生息に適した環境となったのでしょうか。 はたまた、この大水とは関係なく、主に日本よりも北にある繁殖地が、カンムリカイツブリの繁殖に好転し、カンムリカイツブリが個体数を増しているのでしょうか。 国内外の越冬地の環境が悪化して移動していることも考えられます。
カンムリカイツブリ |
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2017.02.20