10月中旬、京都・洛西(らくさい)の山地の林で、ヤマガラ Parus varius を観察しました。
落葉広葉樹の林と、林縁に生えるアカマツとを往復するヤマガラが2羽いました。
ヤマガラはアカマツの上部にたくさん生っているマツボックリにぶら下がります。
そのうろこ状のすき間に嘴(くちばし)を差し込んで実(種子)をつまみ出します。
すぐに飛び立って15mほど離れた落葉広葉樹の林へと消えてゆきます。
間もなくその林から飛び出し、またアカマツの上部に飛来します。
この一連の行動を2羽のヤマガラがさかんに繰り返していました。
落葉広葉樹の林でのヤマガラの行動は分かりませんが、同じ林の辺りに入ってはすぐに出て来ますので、ヤマガラは実を食べずにどこかに隠している、すなわち、食べものの少ない時期に備えて、貯食(ちょしょく)しているものと思われます。
ヤマガラがアカマツの実(種子)をつまみ取る |
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2017.02.10