11月中旬、京都・洛西(らくさい)の桂川(かつらがわ)で、ハジロカイツブリ Podiceps nigricollis を観察しました。
ハジロカイツブリをはじめ、カイツブリの仲間の足は少し変わっています。
足の指が平たくなっており、指の一本一本に蹼がついているような形態になっています。
指はつけ根でつながっているのみで、指どうしは分かれています。
カモ類は、足の指と指との間に蹼(みずかき)があり、指どうしが指先まで蹼でつながっていますが、それとはずいぶん異なっています。
このような形態の足を「弁足(べんそく)」と呼んでいます。
水が透き通っていましたので、ハジロカイツブリの足の水中での状態が観察できました。
ハジロカイツブリの指が水をとらえている様子が分かると思います。
ハジロカイツブリの弁足(べんそく) |
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ハジロカイツブリの弁足(べんそく) - 拡大 |
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弁足の「弁」とは、「花弁」の「弁」と同じような意味です。 すなわち、「弁」とは、はなびらの一枚一枚のような、薄い切れはしを指します。
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2017.01.20