12月中旬、京都・洛西(らくさい)の平地の林で、スズメ Passer montanus を観察しました。
花の盛りを迎えたヒマラヤザクラの枝に、スズメ10数羽が飛来して、採餌していました。
スズメはヒマラヤザクラの花の中心に嘴(くちばし)を差し込みます。
花の中心からは花蜜が出ているようですので、それを食べているのでしょう。
花はたくさん咲いているのですが、スズメは枝移りを繰り返し、木の上へ上へと向かいます。
途中、花のそばを通りますが、花にくちばしを差し込みません。
花の外から花蜜の量がわかるのでしょうか。
木の上層まで上がり、そこで採餌することが多かったです。
桜の一品種、ソメイヨシノが下方の枝から花が咲くということを聞いたことがあります。
ヒマラヤザクラも下から咲き、満開を過ぎ、すでに中・下層では花蜜があまり出ないのかもしれません。
スズメがヒマラヤザクラの花蜜を食べる |
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スズメがヒマラヤザクラの花蜜を食べる - 拡大 |
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ヒマラヤザクラはその名の通り、ネパールなど、ヒマラヤ地方が原産の桜です。 洛西ではわずかに植栽されています。 例年、12月に満開を迎えます。
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2017.01.13