カモの集団の見え方 - カモどうしは意外に離れている

 12月中旬、京都・洛西(らくさい)の桂川(かつらがわ)で、カモの集団を観察しました。

 縦(たて)に長い列のようですが

 下の写真はカモの集団です。 全部で23羽です。 写真の左が上流で、右が下流です。 カモはいずれも頭を上流に向けて浮かんでいます。 上流から下流に、一見、縦(たて)に長い列になり、カモどうしの左右(横)の距離はほとんどないように見えます。

カモの集団を横から見ています。左が上流、右が下流です。
カモの集団を横から見ています。左が上流、右が下流です。

 意外に横に離れている

 この集団を下流から、すなわち、見る角度を90º変えて、上の写真の右から見たのが、下の写真です(正確にはわずかに前の状態で、少しカモの位置はずれています)。 写真の奥が上流で、手前が下流です。 カモはいずれも尾を下流に向けて浮かんでいます。 先の写真とは異なり、この写真では、カモどうしはずいぶん横に離れていることが分かります。 横に長い列になっているようにも見えます。 同じ集団を見ているとは思えないほどです。
 この二枚の写真から、この集団を真上から見た場合の状態が概ね分かります。 集団は縦にも横にも長く、広がっている、すなわち、列状ではなく、面状に、四角、または円のように広がっていることがうかがえます。 カモどうしは前後左右にある程度の距離を保っているのでしょう。

カモの集団を縦(たて)方向から見ています。奥が上流、手前が下流です。
カモの集団を縦(たて)方向から見ています。奥が上流、手前が下流です。

 奥行きは分かりづらい

 カモの集団の真上から観察しますと、カモどうしの離れ具合はすぐに分かるのですが、ほとんどの場合、カモの集団の側面からしか観察できません。 これはシギ・チドリの集団を観察する場合も同じです。
 列状になって見える集団が本当にそうなっているかは、角度を変えて見ないと分かりません。 それだけ、奥行きは縮まって見えることになります。 横方向に比べて縦方向の目測が難しいことが分かります。 一見、横長の列状に広がって見えることの多いカモの集団ですが、多くは面状に広がっているのでしょう。


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2017.01.06