8月中旬、京都・洛西(らくさい)の田んぼで、ハクセキレイ Motacilla alba を観察しました。
稲の花が咲きはじめた田んぼで、どのようにして捕まえたかは分かりませんが、ケラをくわえたハクセキレイを見つけました。 ハクセキレイは、ケラの脚をくわえ、自身の首を振ります。 ケラの体から脚がはずれ、ケラは地面に落ちてしまいます。 ハクセキレイは再びケラの脚をくわえてケラをひろい上げ、同様にして脚をはずします。 ケラの脚は6本ですが、脚がはずれず、地面に置いてしまうことがあり、この行動を6回以上くり返してすべての脚をはずしました。 そこでハクセキレイは、ケラの頭をくわえ、頭からのみ込みました。
ハクセキレイが首を振って、ケラの脚をはずす |
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ハクセキレイが首を振って、ケラの脚をはずす - 拡大 |
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ケラはバッタ目ケラ科に分類される昆虫です。 日本ではケラ科は1種しか知られていません。 土中で生活しています。 前脚が大きく、スコップのように平たく、また爪が発達しており、土を掘るのに適応しているようです。 うっかり地上に出たところをハクセキレイに見つかってしまったのでしょうか。
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2016.11.18