リュウキュウサンショウクイ - 越冬期の飛来

 2015-2016年の冬、京都・洛西(らくさい)の山地で、サンショウクイの亜種であるリュウキュウサンショウクイ Pericrocotus divaricatus tegimae を観察しました。

 混群に入る

 山地を訪れても、リュウキュウサンショウクイが必ず観察されるとは限りませんでした。 観察された時はいずれも1羽のみです。
 ツブラジイ・アラカシなどの常緑広葉樹の暗い林の中で、エナガやカラ類などの混群に入って行動していました。 暗い、込み入った枝葉の間を、小刻みに移動するため、なかなか姿を見ることはできません。 時々、サンショウクイよりも、こもった、その独特の声で鳴いていました。 鳴いていなければ気づかなかったかもしれません。
 日本に分布するサンショウクイは2つの亜種に分類されています。

 ・サンショウクイ         Pericrocotus divaricatus divaricatus
 ・リュウキュウサンショウクイ Pericrocotus divaricatus tegimae

 リュウキュウサンショウクイは、その名の通り、沖縄をはじめとする南西諸島や九州南部に以前は分布していたようですが、近年、九州北部・四国・本州西部への北上・東進が知られています。


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2016.11.11