12月中旬、京都・洛西(らくさい)の平地の林で、アオジ Emberiza spodocephala を観察しました。
ツブラジイやクスノキなどの常緑広葉樹の大きな木が多く生えている林です。 その中を小石を敷き詰めた小道が通っています。 そこにツブラジイの団栗(どんぐり)がたくさん落下しています。 多くはありませんが、人通りがあるため、どんぐりは踏まれ、堅い殻が割れます。 その割れたどんぐりを目当てにアオジが飛来していました。
アオジが割れた団栗(どんぐり)をくわえる |
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アオジが割れた団栗(どんぐり)をくわえる - 拡大 |
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割れてはいますがまだ殻付きのどんぐりをアオジはくわえ取ります。
しばらくそれをくわえたまま、嘴(くちばし)を細かく動かしています。
舌も使っているものと思われますがよく分かりません。
そのうち中身を取り出して食べてしまいます。
どんぐりが踏まれた時に中身が飛び出すこともあるのでしょう、地面からそれらを直接ついばんでもいました。
時々小道を人が通りますと、近くの低木の中に引っ込んでしまいます。
しばらく待っていますと、少しずつ小道の方に出て、割れたどんぐりを拾い、再び食べはじめます。
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2016.06.13