1月中旬、京都・洛西(らくさい)の山地の林で、ソウシチョウ Leiothrix lutea を観察しました。
コナラなどの落葉広葉樹が中心の林ですが、林床にはソヨゴや、ヒサカキなどの常緑の低木が茂っています。
そこへ10羽ほどのソウシチョウが飛来して採餌していました。
ソウシチョウが林床に下りてついばんでいたものは、コナラの発芽した団栗(どんぐり)です。
どんぐりは堅い殻で覆われており、そのままではソウシチョウは食べらないものと思われます。
それが、発芽により殻が割れて、根となる部分が少し伸びています。
ソウシチョウは殻が割れて露出した、どんぐりの中身を嘴(くちばし)で少しずつつまみ取ってのみ込んでいました。
ソウシチョウが発芽した団栗(どんぐり)の中身をつまみ取って食べる |
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ソウシチョウが発芽した団栗(どんぐり)の中身をつまみ取って食べる - 拡大 |
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どんぐりは堅い殻に覆われて中身が保護されています。 発芽時はそれが割れて、中身が露出します。 コナラにとっては捕食者に対して無防備な時期と言えそうです。
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2016.06.06