3月上旬、京都・洛西(らくさい)の平地の林で、ヒヨドリ Hypsipetes amaurotis を観察しました。
晩秋にはたくさんあったクロガネモチの実も、春先にもなりますと、ほとんど残っていません。
それでも数羽のヒヨドリが飛来して採餌していました。
少し離れたところから、クロガネモチの木を眺めますと、わずかに残った実でも、実は赤く目立ちますので、見つけることは比較的、容易です。
ヒヨドリにとってクロガネモチの実はどのように見えているのかは分かりませんが、木に飛来したヒヨドリからはおそらく全体が見えていません。
そのせいでしょうか、枝移りを繰り返してようやく実にたどり着いていました。
探し当てた実をくわえ取りますと、そのままのみ込みます。
ヒヨドリがクロガネモチの実を食べる |
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クロガネモチはモチノキ科の常緑広葉樹です。 洛西では、山地で見かけることはあまりありませんが、平地の所々に植栽されています。 秋、鈴生りになった赤い実によりその存在に気づかされます。
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2016.05.27