11月上旬、京都・洛西(らくさい)の山地で、ルリビタキ Tarsiger cyanurus を観察しました。
葉の多くが黄色くなり、一部の葉はすでに落ちてしまったアカメガシワの株ですが、実はまだまだたくさん残っています。
そこへルリビタキが5羽ほど飛来して採餌していました。
アカメガシワの実は木を覆うように生っています。
ルリビタキは実よりも少し下の枝に止まります。
周囲をうかがっているものと思われます。
わずかな間を置き、実の生っている房に向かって飛び立ち、実を空中でくわえ取り、再び枝に止まり、実をそのままのみ込みます。
あるいは、実の生っている房の近くに止まり、首を伸ばして実をくわえ取ります。
周囲の林からルリビタキはアカメガシワの木に飛来するのですが、1羽が飛来するとそれに続いて次々と数羽が飛来します。
それぞれが数粒、食べますと、すべて周囲の林へと飛び去ります。
しばらくしますと、また数羽が飛来して、同じように採餌して飛び去ります。
寄せては返す波のように、このような一連の行動を繰り返していました。
ルリビタキが周囲をうかがう |
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ルリビタキがアカメガシワの実(種子)をくわえ取ろうとする |
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2016.04.15