9月中旬、京都・洛西(らくさい)の山地の林で、ヒヨドリ Hypsipetes amaurotis を観察しました。
クマノミズキは山地の所々に生えています。
株によって実の多少が異なります。
実のたくさんなっている株にヒヨドリが飛来して採餌していました。
数羽が飛来すると、枝移りを繰り返し、実に近づき、一粒くわえ取ります。
それをそのままのどに放り込むようにしてのみ込みます。
いくつか食べますと、飛び去りますが、しばらくしますと、また飛来します。
クマノミズキの実ははじめ緑色ですが、しだいに黒くなります。
ヒヨドリは十分に熟していない緑がかった実も食べていました。
ヒヨドリがクマノミズキの実を食べる |
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ヒヨドリがクマノミズキの実を食べる - 拡大 |
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クマノミズキはミズキ科の落葉広葉樹です。 実の直径は5mmほどで、赤みを帯びた柄に上向きに数10個が生ります。 実ははじめ緑色ですが、のちに黒くなります。 名前の「クマノ」は漢字では「熊野」と書きます。 紀伊半島の熊野地方に由来するそうです。
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2016.03.14