8月上旬、京都・洛西(らくさい)の田んぼで、アマサギ Bubulcus ibis を観察しました。
草が伸び放題の湛水休耕田に数羽のアマサギが飛来して採餌していました。
少しずつ歩いては水面近くや草の間などから、さかんに餌(えさ)をついばんでいました。
微小なえさばかりを食べており、多くは何を食べているかはよく分かりませんでした。
そのうち、ふいに、これほど速く走れたのかと思うほどの速さで5mほど走り、草の間からくわえ取ったえさが、ギンヤンマの成虫です。
数回、腹部をくわえ直したあと、そのままのみ込みました。
アマサギがトンボ(ギンヤンマの成虫)を食べる |
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アマサギがトンボ(ギンヤンマの成虫)を食べる - 拡大 |
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ギンヤンマはヤンマ科のトンボです。 平地の池や田んぼに生息しています。 成虫の発生時期は4-10月と半年間ほどにもなるそうです。 ギンヤンマに似たクロスジギンヤンマという種もいるのですが、これは山地の溜め池などにいるそうです。 成虫の発生時期も短く、4-6月だそうです。
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2015.08.14