1月上旬、京都・洛西(らくさい)の桂川(かつらがわ)で、カイツブリ Tachybaptus ruficollis を観察しました。
カイツブリが潜水を繰り返して採餌していました。
そのうちトンボのヤゴ(幼虫)をくわえて浮上しました。
ヤゴの大きさ、幅広い胴(どう)などの形態から、コオニヤンマと思われました。
ヤゴには脚(あし)が、3対、計6本あります。
カイツブリは脚のみをくわえ、首を振って、脚を胴からはずしていました。
胴は水中に落ちますが、拾い上げて、再び脚のみをくわえ、同様にして脚をはずします。
すべての脚をはずしますと、胴をそのままのみ込みました。
カイツブリがコオニヤンマのヤゴ(幼虫)をくわえる |
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カイツブリがコオニヤンマのヤゴ(幼虫)をくわえる - 拡大 |
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コオニヤンマは、トンボ目サナエトンボ科に分類されています。 体色などが、一見、オニヤンマに似ていることからこの名がありますが、分類学的には別の仲間です。 オニヤンマはオニヤンマ科に分類されています。 桂川の、洛西を流れる部分では、ほぼ全域に生息しているようです。
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2015.04.24