12月下旬、京都・洛西(らくさい)の平地の林で、ムクドリ Sturnus cineraceus を観察しました。
高木のクスノキが数本立ち並んでいます。
そのうちの一本だけにムクドリ10羽あまりが飛来して採餌していました。
実はまだまだたくさん残っていますが、取りやすい実はすでに食べ尽くされたのでしょうか、ムクドリは実をくわえ取るのに四苦八苦していました。
ムクドリは枝に止まり、枝を移動して実に近づき、くわえ取ろうとします。
上下、左右に首をいっぱいに伸ばしますが、実に届かなかったり、枝がたわんだりして、なかなか実をくわえ取ることができません。
平衡を崩して枝から離れてしまうこともしばしばです。
それでも実をくわえますと、引きちぎり、そのままのみ込みます。
引っ張っても実がはずれないことがあり、その時はその実をあきれめていました。
ひとしきり、実を食べますと、飛び去り、どこかへ行ってしまいます。
しばらくしますと、また飛来して同様に食べはじめます。
ムクドリがクスノキの実(種子)を食べる |
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2015.04.10