12月下旬、京都・洛西(らくさい)の平地の林で、エナガ Aegithalos caudatus を観察しました。
街路樹として植栽されたナンキンハゼの木に20羽ほどのエナガの一団が飛来して採餌していました。 すっかり落葉したナンキンハゼの枝先には白い実がたくさん生っています。 キジバト、ヒヨドリなどの中型の鳥では、ナンキンハゼの実を丸のみにするものが少なからずいます。 エナガは実の白い部分のみを嘴(くちばし)で削り取って食べていました。 嘴の先の尖(とが)った部分で削っていました。
エナガがナンキンハゼの実の表面(仮種皮 かりしゅひ)を削り取って食べる |
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エナガがナンキンハゼの実の表面(仮種皮 かりしゅひ)を削り取って食べる - 拡大 |
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ナンキンハゼはトウダイグサ科の落葉広葉樹で、中国原産です。 街路樹や庭木として植栽されています。 実の白い部分は仮種皮(かりしゅひ、あるいは、かしゅひ)と呼ばれ、硬い蝋(ろう)質で、種子を薄く覆っています。 この仮種皮を削り取りますと、黒い種子が出てきます。
ナンキンハゼの実 | 削りとった仮種皮(左)とナンキンハゼの種子 |
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2015.02.16