10月中旬、京都・洛西(らくさい)の溜め池で、ヒドリガモ Anas penelope を観察しました。
ハス(蓮)の生えた溜め池で、10羽ほどのヒドリガモが採餌していました。 食べていたのはハスの葉です。 ヒドリガモは嘴(くちばし)の先の方で葉をくわえると、首を縮めたり、振るなどして葉の一部を引きちぎります。 その葉片をそのままのみ込みます。 引きちぎる際の振動が大きな葉全体に共鳴するのでしょう、ぱりぱりと音がします。
ヒドリガモがハス(蓮)の葉を食べる |
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ハスの葉は、葉の裏の中心付近に柄(え)(葉柄 ようへい)が付いています。 そこから葉脈(ようみゃく)が葉に放射状に通っています。 ヒドリガモは葉脈を残し、葉身の部分のみを引きちぎって食べます。 葉身を食べられた葉は、葉脈のみが残っていました。
ヒドリガモに食べられ、虫食い状になったハス(蓮)の葉 |
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ハスは、ハス科の多年草です。 インド原産のようです。
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2015.01.12