8月上旬、京都・洛西(らくさい)の田んぼで、カルガモ Anas poecilorhyncha を観察しました。
草がまばらに生え、水が浅くたまった休耕田で、カルガモ数羽が採餌していました。 水底に嘴(くちばし)を沈めて採餌している個体もいれば、水中から突出した草の実を食べている個体もいました。 コゴメガヤツリの穂は、カルガモが首をのばしてようやく届くほどの高さにありました。 カルガモは、精いっぱい首を伸ばして、穂をくわえ取ることを繰り返していました。
カルガモがコゴメガヤツリの穂を食べる |
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コゴメガヤツリはカヤツリグサ科の一年草です。 湿った休耕田やあぜなどに生え、夏に穂をつけます。 イネのように穂状に種子がたくさん実りますが、種子は微小で、直径1mmほどでしょうか。 このような小さな実でもたくさん食べることで、腹の足しになるのでしょうか。
コゴメガヤツリの穂。罫線の幅は6mmです。 |
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2014.09.08