8月上旬、京都・洛西(らくさい)の溜め池(ためいけ)で、カイツブリ Tachybaptus ruficollis を観察しました。
カイツブリの幼鳥が潜水を繰り返して採餌していました。 そのうちアメリカザリガニをくわえて浮上しました。 アメリカザリガニには、はさみのある脚がついています。 このカイツブリがつかまえたアメリカザリガニには大きなはさみはついていませんでしたが、カイツブリは、それをはずすことなく、アメリカザリガニをそのままのみ込みました。
カイツブリがアメリカザリガニをくわえる |
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アメリカザリガニは甲殻類(こうかくるい)の一種で、エビ目アメリカザリガニ科に分類されています。 昭和初期にアメリカ合衆国からウシガエルの養殖用の餌(えさ)として輸入されたそうです。 ウシガエルもそれ以前に同国より輸入されました。 いずれも養殖場から逸出して今では日本各地に分布しています。 ここ洛西でも普通に見られますが、いずれも市街地やその周辺のやや汚れた環境に生息しています。
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2014.09.01