スズガモが夏の田んぼに飛来

 6月下旬、京都・洛西(らくさい)の田んぼで、スズガモ Aythya marila を観察しました。

 スズガモは日本では冬鳥で、主に海、中でも湾や港などにまとまった数が飛来します。 ところにより1,000羽から10,000羽以上の大きな一団が飛来する場所もあるようです。 川の中流域にも飛来しますが、まとまった一団はあまりいないようです。 京都・洛西(らくさい)の桂川(かつらがわ)でも冬に時々見つかりますが、せいぜい1、2羽です。

 そのスズガモが、内陸に位置する京都・洛西の田んぼに、しかも夏に1羽、飛来しました。 浅く水の溜まった休耕田で、さかんに採餌していました。 多数が飛来する場所では、越夏する個体も少なからずいるようですが、この時期になぜ飛来したのでしょう。 越夏個体がよりよい場所を求めて移動中なのでしょうか。

スズガモが夏の田んぼに飛来
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2014.08.25