ダイサギの親鳥が雛(ひな)に餌(えさ)をあたえる

 6月中旬、京都・洛西(らくさい)の平地の林にあるサギのコロニー(集団繁殖地または集団営巣地とも)を訪れました。

 親鳥の嘴(くちばし)をひながくちばしではさむ

 ダイサギ Ardea alba の巣では、ひながずいぶん大きくなっていました。 親鳥は川などでえさをつかまえると、一旦、それをのみ込み、巣に戻ります。 親鳥は巣でそれをはき戻します。 ひなはそれを食べます。

 親鳥が巣に戻ると、お腹を空かせたひなはすぐにえさをねだります。 親鳥のくちばしに自身のくちばしを近づけます。 親鳥が頭を下げると、ひなはくちばしで親鳥のくちばしを横からはさみます。 親鳥は口を開け、えさをはき戻します。 ひなはそれを口移しで受け取ります。 ひなは親鳥よりもまだ一回りは小さいですが、親鳥は、くちばしはもとより、顔までもひなのくちばしにはさまれていることがしばしばです。

ダイサギのひな2羽が親鳥のくちばしをはさむ
ダイサギのひな2羽が親鳥のくちばしをはさむ

< 関連ページ >
調べる "ダイサギ" ※ ダイサギのその他の topic はこちらへ
調べる - テーマ別 "繁殖・営巣・造巣・巣作り" ※ その他の鳥の繁殖などはこちらへ

2014.06.23