1月下旬、京都・洛西(らくさい)の桂川(かつらがわ)で、カワウ Phalacrocorax carbo を観察しました。
中洲で10羽あまりのカワウが休息していました。 羽づくろいをしている個体もいましたが、ほとんどはお休み中でした。 そのうちの1羽に足環が装着されていました。
カワウに足環(あしわ) |
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右足に黄色と銀色の足環、左足に青色の足環です。
青色の足環には「101」と判読できる記号が記されていました。
< 参考リンク > に示しましたサイトに、カワウの足環に関する情報が掲載されていました。
そこにある装着様式とこの個体のそれとが合致しました。
それによりますと、青色の足環は滋賀または兵庫で装着されたことを示すようです。
滋賀は琵琶湖(びわこ)の北部にある竹生島(ちくぶしま)という島、兵庫は県南部の伊丹市(いたみし)にある昆陽池(こやいけ)という池とのことです。
黄色の足環はこの個体の出自を表しているようですが、それに関する情報は掲載されていません。
「101」という記号に関する情報もありません。
したがって滋賀または兵庫で捕獲された個体ということまでしか分かりませんでした。
洛西の桂川は滋賀と兵庫の間に位置します。
昆陽池から30-40km、竹生島から60-70km、それぞれ離れています。
カワウに足環(あしわ) - 拡大 |
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カラーリング < カラーリングのついたカワウ ※ カワウ標識調査グループ
2014.03.21