11月下旬、京都・洛西(らくさい)の農耕地でオオジュリン Emberiza schoeniclus を観察しました。
草地となった休耕田にイヌビエがまとまって生えていました。
そこへオオジュリン数羽が飛来して採餌していました。
オオジュリンはイヌビエの茎に止まり、イヌビエの実を一粒くわえ取ります。
その実をくわえてしばらく嘴(くちばし)を細かく動かしたあと、のみ込みます。
くちばしには、イヌビエの表皮が付着していることもありましたので、実の表皮をはがし、中身だけを食べているものと思われます。
一粒のみ込むと、また一粒くわえ取ります。
イヌビエの茎はオオジュリンの体を支えるには少しやわらかく、オオジュリンが止まるとたわむこともしばしばでした。
オオジュリンは、バランスを崩しそうになりながら、茎の先にある実に近づいていました。
オオジュリンがイヌビエの実(種子)をついばむ |
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イヌビエはイネ科の一年草です。 水田や道端などに生えています。 草丈は1m前後になります。 実の大きさは、せいぜい2、3mmです。
イヌビエの実 |
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2014.02.03