12月中旬、京都・洛西(らくさい)の山地の林で、イスカ Loxia curvirostra を観察しました。
この日はなかなか鳥に出会えなかったのですが、アカマツ、ソヨゴなどにヒノキのまじった尾根にさしかかりますと、にわかに小鳥の声がにぎやかになりました。
コガラ、ヤマガラなど数羽がアカマツで、コゲラ、キクイタダキ、メジロなど数羽がヒノキでそれぞれ採餌していました。
そこへ「ピュイ、ピュイ、・・・」と鳴きながら飛来したのがイスカです。
めす1羽とおす2羽でした。
実と枝の込み入ったアカマツの枝先でさかんにアカマツの実を食べていました。
数分、採餌してどこかへ飛び去りました。
しばらく待っていますと、今度はヒノキの樹頂付近に飛来しました。
枝葉の茂ったところに入りましたが、おそらくヒノキの実を食べていたものと思われます。
そこでも数分、採餌すると、どこかへ飛び去りました。
それきり飛来しませんでした。
イスカのおす |
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イスカは日本では概ね冬鳥です。 年によって渡来数の多少の幅が大きいそうです。 洛西で見かける年はなかなかありません。
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2014.01.31