9月上旬、京都・洛西(らくさい)の田んぼでセグロセキレイ Motacilla grandis を観察しました。
水が少なくなり、干上がりはじめた田んぼの畦(あぜ)のそばでセグロセキレイが採餌していました。 微小なものばかりをついばんでおり、何を食べているかはなかなか分かりづらかったです。 分かったもののうちのひとつがヤゴ(トンボの幼虫)です。 セグロセキレイはヤゴをくわえ上げては、地面に置くことを何度か繰り返し、そのうち、ヤゴをそのままのみ込んでいました。 くわえ上げるとき、ヤゴの胸や腹をくわえて、時々、震わせるなどしていましたので、おそらくヤゴを弱らせていたものと思われます。
セグロセキレイがヤゴ(トンボの幼虫)をくわえる |
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セグロセキレイが食べていたヤゴはトンボ科のヤゴです。 ここにはトンボ科のトンボでは、シオカラトンボ、ウスバキトンボなどの成虫がよく飛んでいますので、それらのヤゴを食べていたものと思われます。
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2013.11.25