9月上旬、京都・洛西(らくさい)の田んぼでヒクイナ Porzana fusca を観察しました。
ヒクイナはここ数年、洛西の田んぼで観察頻度が増えています。
いずれも8、9月頃の観察で、鳴いていることもありましたが、あぜに出ている個体がこちらに気づいてイネの株の間に一瞬で戻る例がほとんどでした。
ひなの観察例もなく、繁殖しているかどうかはよく分かりませんでした。
今回はひなを見つけましたので、繁殖していることもあることが明らかになりました。
ひなは少なくとも2羽です。
まだまだ小さく、ふ化後、2週間は経っていないようでした。
ひなはあぜに出てはイネの株の間に戻ることを繰り返していました。
近くに親鳥もいたと思われますが、一度もあぜには姿をあらわしませんでした。
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ヒクイナのひな |
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一方、ヒクイナと同じクイナ類のバンの観察例が減っています。 ひなや、外から丸見えの巣などが毎年のように観察できていたのですが、ここ数年、あまり見つかりません。 成鳥の観察例もずいぶん少なくなりました。 バンの生息にとって何か不都合なことが生じているのかもしれません。 皆様のお住まいの地域ではいかがでしょうか。
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2013.11.04