【グラフで見る】 鳥類の潜水時間 - 陸カモ類・クイナ類 -
オカヨシガモ ヒドリガモ オオバン

 潜水カモに対して、いわゆる陸カモと呼ばれるオカヨシガモ、ヒドリガモと、クイナ類のオオバンの潜水時間を測定しました。 オカヨシガモ、ヒドリガモ、オオバンの潜水時間の最大値と平均値とをグラフに示します。
 なお、いずれの種も京都・洛西(らくさい)の桂川(かつらがわ)で観察しました。

 10秒ほどの潜水時間ですが

 グラフからいずれの種も10秒ほど潜水できることが読み取れます。 これらは潜水すると必ずと言っていいほど長い水草(オオカナダモ)をくわえて浮上していました。 浮上後、水草をのみ込んでいました。 桂川の水底には水草(オオカナダモなど)がまとまって生えている場所がいくらでもあります。 潜水中の行動はよく分かりませんが、潜水中、えさを探しているというよりは、水草が生えている場所をめがけて潜水して水草をくわえて浮上するだけなのでしょう。 したがってえさが採れないか、あるいは水中でえさを探すのであれば、もう少し長く潜水できる可能性があります。 オカヨシガモの10秒以上の潜水はそれを示唆する端緒かもしれません。

潜水時間の最大値と平均値(単位:秒) - 陸カモとオオバン
潜水時間の最大値と平均値(単位:秒) - 陸カモとオオバン

※ 補遺
 ・潜水行動は、危険回避や巣材採取のために行なうこともありますが、ほとんどは餌(えさ)を捕まえるために行ないます。 ある個体が潜水する場合を考えると、1回の潜水時間は、空気を吸わずに行動できる、その種特有のある程度の限界を基本として、えさの捕獲の成否・水深・個体の齢や性・空腹度などによって決まると考えられます。
 ・各種につき、潜水行動を少なくとも10回は観察、その潜水時間を測定しました。 外見からめす・おすが区別できる種についてはめす・おすそれぞれ10回以上の測定で、値の大きい方で代表しています。
 ・いずれの種も窒息する寸前まで潜水することはほとんどないでしょうから、その種の潜水可能な時間の最大値の測定は基本的に困難と考えられます。 それを踏まえますと、今回の測定結果よりも長く潜水できるであろうということを踏まえておかなければなりません。


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2013.09.06